〈 It / Es 〉thinks, in the abyss without human.

Transitional formulating of Thought into Thing in unconscious wholeness. Circuitization of〈 Thought thing 〉.

◆ CINEMA the 1960s

〈 Think Film Core 〉 ..... on Roman Polanski's film 『 Cul-de-sac ( 1966 ) 』

■ In this film, Roman Polanski describes confusing human situation in which people with humanistic problems gather at an old castle owned by the protagonist, George, and their humanistic problems remain unresolved. In other words, the cul-…

▶ マルコ・ベロッキオの映画『 中国は近い 』( 1967 ) を哲学的に考える〈2〉

第4章 打算的意図による肉体関係、あるいは性的欲望による肉体関係 ▨ ヴィットーリオの "会計士" として雇われる事に成功したカルロは、 ヴィットーリオの姉 エレナと肉体関係を結ぶ ( 17~18 )。 これは、 裕福なエレナと関係を築いて経済的な恩恵に与ろう…

▶ マルコ・ベロッキオの映画『 中国は近い 』( 1967 ) を哲学的に考える〈1〉

監督 マルコ・ベロッキオ 公開 1967年 出演 グラウコ・マウリ ( ヴィットーリオ 役 ) ピエルルイージ・アプラ ( カミ―ロ 役 ) パオロ・グラツィオーシ ( カルロ 役 ) エルダ・タットーリ ( エレーナ 役 ) ダニエラ・スリーナ ( ジョヴァンナ 役 ) 第1章 政…

▶ ピエロ・パオロ・パゾリーニの映画『 アッカトーネ 』( 1961 ) から『 ソドムの市 』( 1975 ) までの移行について哲学的に考える〈 2 〉

A. しかし、興味深いのは、このような "遺物 ( 排泄物 ) の生命回復" の試みは、この後の作品系列で、現代社会的なものの描写を通じて為されるのではなく、 より "過去的なもの / 神話的なもの" の描写を通じて為されていくという事です。 B. この事は何を意…

▶ ピエロ・パオロ・パゾリーニの映画『 アッカトーネ 』( 1961 ) から『 ソドムの市 』( 1975 ) までの移行について哲学的に考える〈 1 〉

監督 ピエロ・パオロ・パゾリーニ 公開 1961年 出演 フランコ・チッティ ( ヴィットリオ・"アッカトーネ"・カタルディ 役 ) フランカ・パスット ( ステラ 役 ) シルヴァーナ・コルシーニ ( マッダレーナ 役 ) 第1章 ネオレアリズム映画ではない 『 アッカト…

▶ 映画『 12モンキーズ 』 ( 1995 : directed by テリー・ギリアム ) と映画『 ラ・ジュテ 』( 1962 : directed by クリス・マルケル ) の差異を哲学的に考える

監督 テリー・ギリアム ( Terry Gilliam : 1940~ ) 公開 1995年 脚本 デヴィッド・ピープルズ ( David Peoples : 1940~ ) ジャネット・ピープルズ ( Janet peoples ) 出演 ブルース・ウィリス ( Bruce Willis : 1955~ ) ジェームズ・コール ブラッド・ピット…

▶ ヒッチコックの『 鳥 』( 1963 ) を哲学的に考える

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ アラン・ロブ=グリエの映画『 不滅の女 』( 1963 )を哲学的に考える〈 2 〉

■ 上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 ■ 先程までは、誰かに見られていた男が、今度は窓から何かを見る側になっている ( 26. )。この見る主体と見られる客体の交替は、意味のない美的混乱などではなく、視線の権利、視線の唯物論的動線、が人間主体の支配を脱…

▶ アラン・ロブ=グリエの映画『 不滅の女 』( 1963 )を哲学的に考える〈 1 〉

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ オットー・プレミンジャーの映画『 バニー・レークは行方不明 』( 1965 )を哲学的に考える〈 3 〉

上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 5章 父親にはなれないスティーヴン これまでの話を整理しましょう。近親相姦関係にあるアンとスティーヴン。私生児の娘を抱えてアンは、兄のスティーヴンに頼るために、アメリカからイギリスに来ましたね。ところが、ステ…

▶ オットー・プレミンジャーの映画『 バニー・レークは行方不明 』( 1965 )を哲学的に考える〈 2 〉

上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 4章 フェリシア・レークの父親は誰なのか さて、アンとスティーヴンが近親相姦の関係にあるとしても、もう一歩踏み込まなければならない問題があります。フェリシア・レークの父親は誰なのか、という事です。この問いを考…

▶ オットー・プレミンジャーの映画『 バニー・レークは行方不明 』( 1965 )を哲学的に考える〈 1 〉

監督 オットー・プレミンジャー 公開 1965年 脚本 ジョン・モーティマー、ペネロープ・モーティマー 原作 イヴリン・パイパー 『 バニー・レークは行方不明 ( Bunny Lake Is Missing ) 』( 1957 ) 出演 キャロル・リンレー ( アン・レーク ) キア・デュリア …

▶ 映画『 続・世界残酷物語 』( 1963 : directed by ヤコペッティ and プロスぺリ )を哲学的に考える

映画 『 続・世界残酷物語 ( Mondo cane2) 』 監督 グアルティエロ・ヤコペッティ ( Guaitiero Jacopetti : 1919~2011 ) 共同監督 フランコ・プロスぺリ ( Franco Prosperi : 1928~ ) 公開 1963年 1章 モンド映画・・・ かつて世界的に人気を博したグアル…

▶ 映画『 恐怖の岬 』( 1962 : directed by J・リー・トンプソン )を哲学的に考える

監督 J・リー・トンプソン ( J.Lee Thompson : 1914~2002 ) 公開 1962年 原作 ジョン・D・マクドナルド 脚本 ジェームズ・R・ウェッブ 出演 グレゴリー・ペック ( サム・ボーデン ) ロバート・ミッチャム ( マックス・ケイディ ) ポリー・バーゲン ( ペギー…

▶ 映画『 あの胸にもういちど 』( 1968 : directed by ジャック・カーディフ )をマンディアルグ『 オートバイ 』と共に哲学的に考える

はじめに --------------- この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味で、実は "自分が何も考…

▶ ルイス・ブニュエルの映画『 皆殺しの天使 』( 1962 )を哲学的に考える

監督 ルイス・ブニュエル 公開 1962年 出演 シルヴィア・ピナル ( レティシア / ワルキューレ ) エンリケ・ランバル ( ノビレ ) ルシー・ガヤルド ( ルチア / ノビレの妻 ) アウグスト・べネディコ ( コンデ / 医師 ) パトリシア・デ・モレロス ( ブランカ /…

▶ ロマン・ポランスキーの映画『 反撥 』( 1965 )を哲学的に考える

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ イングマール・ベルイマンの映画『 仮面 / ペルソナ 』( 1967 )を哲学的に考える〈 3 〉

上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 4章 顔からの解放 おそらく、この映画でのベルイマンの狙いとは、舞台における演技者同士のやり取りの本当の対象が第三者の観客であるならば、そのやり取りがどのようなものであれ第三者に届くという舞台あるいは映画にお…

▶ イングマール・ベルイマンの映画『 仮面 / ペルソナ 』( 1967 )を哲学的に考える〈 2 〉

上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 3章 演技の虚構性 このへんで映画のストーリーの方に立ち戻ってみましょう。女優のエリザベートは舞台で突然沈黙してしまう。その理由は笑いそうになったからという。ほとんどの人は、この理由は見過ごしてしまうでしょう…

▶ イングマール・ベルイマンの映画『 仮面 / ペルソナ 』( 1967 )を哲学的に考える〈 1 〉

監督 : イングマール・ベルイマン 公開 : 1967年 撮影 : スヴェン・ニクヴィスト 出演 : ビビ・アンデション ( アルマ ) : リヴ・ウルマン ( エリザベート・フォグラー ) : マルガレータ・クルーク ( ドクター ) : グンナール・ビヨルンストランド ( …

▶ 映画『 マドモワゼル 』( 1966 : directed by トニー・リチャードソン )を哲学的に考える

映画 『 マドモワゼル ( Mademoiselle ) 』 監督 トニー・リチャードソン ( Tony Richardson : 1928~1991 ) 公開 1966年 脚本 ジャン・ジュネ ( Jean Genet : 1910~1986 ) マルグリット・デュラス ( Marguerite Duras : 1914~1996 ) 撮影 デヴィッド・ワトキ…

▶ 映画『 ローズマリーの赤ちゃん 』( 1968 : directed by ロマン・ポランスキー )を哲学的に考える

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ ヒッチコックの映画『 サイコ 』( 1960 ) を哲学的に考える

監督 アルフレッド・ヒッチコック 公開 1960 年 脚本 ジョセフ・ステファノ 原作 ロバート・ブロック 出演 アンソニー・パーキンス ( ノーマン・ベイツ ) ジャネット・リー ( マリオン・クレイン ) ジョン・ギャビン ( サム・ルーミス / マリオンの恋人…

ジャック・ベッケルの映画『 穴 』( 1960 )を哲学的に考える

監督:ジャック・ベッケル 公開:1960 年 原作:ジョゼ・ジョヴァンニ 出演:マルク・ミシェル ( ガスパール ) :フィリップ・ルロワ ( マニュ ) :ジャン・ケロディ ( ロラン ) :ミシェル・コンスタン ( ジョー ) :レイモン・ムーニエ ( ボスラン ) この…