[ 前回 ( 以下 ) 記事からの続き ] CHAPTER3 ジェフリーズとリザ、その関係性 ② ▶ 前回では、ジェフは自分の男性優位的同一性がリザによって崩されるのを恐れているという話をしましたね。リザを経済的にも、日常生活的にも満足させられないかもしれない…
監督 : アルフレッド・ヒッチコック 公開 : 1954年 原作 : コーネル・ウールリッチ 『 It Had to Be Murder 』 出演 : ジェームズ・スチュアート ( as L・B・ジェフリーズ ) グレース・ケリー ( as リザ・フレモント ) セルマ・リッター ( as ステラ ) …
監督 : コラリー・ファルジャ 公開 : 2024年 脚本 : コラリー・ファルジャ 出演 : デミ・ムーア : マーガレット・クアリー : デニス・クエイド CHAPTER 1 一体何のジャンルの映画なのか ▶ 最初に言っておきたいのは、この映画が "娯楽映画" としてとて…
監督 : ショーン・ベイカー 公開 : 2025年 出演 : マイキー・マディソン ( as アノーラ、通称アニー ) : マーク・エイデルシュテイン ( as イヴァン、通称ヴァーニャ) : ユーリー・ボロソフ ( as イゴール ) CHAPTER 1 娼婦であること、人を愛すること …
CHAPTER1 道徳を強調する前に、まず自分の中で深く考える事 ▶ 相変わらずというか、このくらいの哲学的内容で世に本を出そうとするのは不思議だね。やっぱり一般市民を啓蒙する事にこそ、これからの哲学の社会的使命があると考えてるのかな。分かりやすい言…
【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 CHAPTER4 女性から "女性的なるもの" の方へ ▶ ダニエル・シュミットはこの作品の後半に芸者に纏わる小ドラマ、劇中劇、とでも言うべき物語『 Twilight Geisha Story ( 黄昏芸者情話 ) 』を差し込んでいる。坂東玉三郎…
監督 : ダニエル・シュミット 公開 : 1996 出演 : 坂東玉三郎 : 杉村春子 : 武原はん : 大野一雄 CHAPTER1 女形になること ① -男による模倣- ▶ 単なるドキュメンタリーではないこの作品において、監督ダニエル・シュミットは坂東玉三郎 ( 5代目 ) …
[ 前回 ( 上記 ) 記事からの続き ] 【 CHAPTER 5 】 シーモア・グラスと女性 ③ - シーモアとシビル - の続き ▶ シーモアとシビルの海での会話、もしかしたら、そこは太陽の光で美しく照らされた青い海だったのか、それともその後の展開を予兆させるよう…
【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 【 CHAPTER4】 シーモア・グラスと女性 ② - シーモアとシビル - ▶ 前回 CHAPTER3.で言及したT.S.エリオットの「 荒地 」のエピグラフの話の続きから始めます。ペトロニウスの「 サテュリコン 」からの引用された「 …
【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 【 CHAPTER3】 〈 大地 〉と〈 荒地 〉、そしてエリオットのプライベートへ …… ▶ 前回 CHAPTER2.で述べたようにサリンジャーにおいて、現実の女性を理想化しようとするのに役立ったのがリルケだとすれば、現実の女性に…
【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 【 CHAPTER2】 空のグラスの中を見る、あるいは 見えないものを見る ▶ さて、前回のリルケの話、及びそのシーモアとの関連話、の続きをしましょう。まずは、幾つかの意味を持つ "glass" が「 バナナフィッシュにうって…
「 バナナフィッシュにうってつけの日 」 アメリカ雑誌 NEW YOKER 初出 ( 1948 ) 自選短編集「ナイン・ストーリーズ Nine Stories ( 1953 ) 」所収 著 : J.D. サリンジャー 訳 : 野崎 孝 発行所 : 新潮文庫 ( 昭和63年改版 ) 【 CHAPTER1】 シーモア・グラ…
CHAPTER3. 主体の死 1. 整理すると、サリンジャーの笑い男は、子供から大人になろうとする心理的前進と、子供が大人になりたくない、あるいは大人になる過程で子供時代への無意識的固着として現れる心理的退行、とが絡み合って形成されて複合物なのですね。…
CHAPTER 2 3つの笑い男 1. サリンジャーの「 笑い男 」がレ二の「 笑う男 」及びユーゴーの「 笑う男 」の延長線上にある系譜的作品であると解釈出来るとしても、各物語の細部及び笑い男という主体の特質はそれぞれ異なる。その差異について考えてみましょ…
『 笑い男 The Laughing Man 』 米雑誌 The New Yorker 初出 ( 1949 ) 自選短編集「ナイン・ストーリーズ Nine Stories ( 1953 ) 」所収 著 : J.D. サリンジャー 訳 : 柴田元幸 発行所 : 株式会社 ヴィレッジブックス ( 2009 ) CHAPTER 1. "主体の小説" と…
前回記事からの続き CH. 3 "ふたつの主体の死" の意味の違い ② 1. まずは前回記事のCH.2の 6. で述べた、テディの死に方がはっきりと描かれていない問題について触れておきましょう。テディが自分で死んだのか、それとも妹に殺されたのか、それとも、テデ…
『 テディ Teddy 』 米雑誌 The New Yorker 初出 ( 1953 ) 自選短編集「ナイン・ストーリーズ Nine Stories ( 1953 ) 」所収 著 : J.D. サリンジャー 訳 : 柴田元幸 発行所 : 株式会社 ヴィレッジブックス ( 2009 ) CH. 1 主人公の死 1. サリンジャーに余り…
2025年7月22日 ヘヴィ・メタルの帝王と言われたオジー・オズボーン永眠。 メディア的にはオジーってメタルの帝王とかプリンス・オブ・ダークネスと紹介されてきたけど、そんな憮然としたアーティストではなく、酒や薬物に溺れるとかハチャメチャだったり、若…
CHAPTER 1. ジェネラルという紛争・暴動測定システム ▶ 人間の精神状態を測定する日本の社会管理ネットワーク、シビュラシステムは、犯罪を未然に防ぐ目的で個々人の犯罪係数を数値化表出する。それによって犯罪を犯していなくとも潜在犯として裁く事が可能…
▶ Last Exit 『 Iron Path 』 ( 1988 Studio Album ) 01. Prayer 02. Iron Path 03. The Black Bat 04. Marked for Death 05. The Fire Drum 06. Detonator 07. Sand Dancer 08. Cut and Run 09. Eye for an Eye 10. Devil's Rain ▶ Last Exit 『 Last Exit …
▶ HELMET『 Meantime 』( 1992 ) 2nd album 01. In the Meantime 02. Ironhead 03. Give I 04. Unsung 05. Turned Out 06. He Feels Bad 07. Better 08. You Borrowed 09. FBLA II 10. Role Model ▶ HELMET『 Betty 』( 1994 ) 3rd album 01. Wilma's Rainbo…
▶ Kyuss『 Wretch 』( 1991 ) 1st album 01. ( Beginning of What's About to Happen ) Hwy 74 02. Love Has Passed Me By 03. Son of a Bitch 04. Black Widow 05. Katzenjammer 06. Deadly Kiss 07. The Law 08. Isolation 09. I'm Not 10. Big Bikes 11. …
▶ GOATSNAKE 『 Vol. Ⅰ 』( 1999 ) 1st album 01. Slippin' the Stealth 02. Innocent 03. What Love Remains 04. IV 05. Mower 06. Dog Catcher 07. Lord of Los Feliz 08. Trower ▶ GOATSNAKE 『 Dog Days 』( 2000 ) EP 01. The Orphan 02. Long Gone 03.…
The Black Angels 1st album 『 Pass Over 』( 2006 ) 1. Young Men Dead 2. The First Vietnamese War 3. The Sniper at the Gates of Heaven 4. The Prodigal Sun 5. Black Grease 6. Manipulation 7. Empire 8. Better Off Alone 9. Bloodhounds on My Tr…
Can 『 Monster Movie 』( 1969 ) 01. Father Cannot Yell 02. Mary, Mary So Contrary 03. Outside My Door 04. Yoo Doo Right Can 『 Tago Mago 』( 1971 ) 01. Paperhouse 02. Mushroom 03. Oh Yeah 04. Halleluwah 05. Aumgn 06. Peking O 07. Bring Me …
Hank Williams Ⅲ 『 Straight to Hell 』( 2006 ) 01. Satan Is Real / Straight to Hell 02. Thrown Out of the Bar 03. Things You Do to Me 04. Country Heroes 05. D. Ray White 06. Low Down 07. Pills I Took 08. Smoke & Wine 09. My Drinkin' Proble…
【 以下の記事からの続き 】 【 CHAPTER4 】 美化されたトイレ、美化された人間 【 1 】 前章では、『 パーフェクトデイズ 』というタイトルが由来するルー・リードの "Perfect Day" との比較論を述べたのですが、ここからは本作の中心モチーフである トイ…