〈 It / Es 〉thinks, in the abyss without human.

Transitional formulating of Thought into Thing in unconscious wholeness. Circuitization of〈 Thought thing 〉.

Entries from 2023-04-01 to 1 month

▶ 今月聴いた音楽 / メタリカ【 2023年4月 】

『 72 Seasons 』( 2023 ) by メタリカ [ Heavy Metal ] ジェイムズ・ヘットフィールド ( James Hetfield ) ヴォーカル / リズムギター ラーズ・ウルリッヒ ( Lars Ulrich ) ドラムス カーク・ハメット ( Kirk Hammett ) リードギター ロバート・トゥルヒ…

▶ 映画『 秘密指令 』( directed by アンソニー・マン:1949 ) を哲学的に考える〈2〉

■ それにしても、ロベスピエールによる処刑人予定リストが記された黒い手帖を話の "中心" にするというアイデアはどこから湧いたのでしょう ( *A )? それを考えるのは決して些細な事ではありません。黒い手帖というひとつの事物の観念的強調が、ロベスピエ…

▶ 映画『 秘密指令 』( directed by アンソニー・マン:1949 ) を哲学的に考える〈1〉

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ パゾリーニの映画論『 ポエジーとしての映画 』について哲学的に考える〈 3 〉

A. パゾリーニが、メッツのようにパロールの映画ではなく、詩の映画について述べる時、そこで言われているのは、"話された言葉" の理解を巡っての散文性と詩の二極の解釈の違いというような言語学的定義に関するもの ( それはメッツの方の拘りでしかない ) …

▶ パゾリーニの映画論『 ポエジーとしての映画 』について哲学的に考える〈 2 〉

A. パゾリーニとメッツの 記号を巡る解釈の最大の相違点は、"映画的語り" をどう考えるかという点において現れる。メッツはここで映像が "書き言葉・書かれた文" と一見対応するかのような凡庸な言語学的映画解釈を避ける事は出来ている。むしろ映像は "話し…

▶ パゾリーニの映画論『 ポエジーとしての映画 』について哲学的に考える〈 1 〉

A. ピエル・パオロ・パゾリーニが1965年に映画論『 ポエジーとしての映画 ( Il cinema di poesia ) 』を発表した時、クリスチャン・メッツを初めとするアカデミックな言語学者兼映画理論家たちから、その言語学解釈の非厳密性を批判されるという事がありまし…