Constructing the Private language in which Thought is sharpened.

Vanishing the Self so that no one else can receive it. Leaving the Thought-logic instead of the Self. Escaping from mediocre self-approval.

Entries from 2024-08-01 to 1 month

▶ マルクス・ガブリエルの『 超越論的存在論 』を批判的に考える〈2〉

【 前回記事からの続き 】 【 CHAPTER3 】 "〈 自己言及の不可能性 〉という超反省性論理" の問題点 【 A 】 前回の記事の "Chapter2 超越論的存在論というガブリエルの方法論について" の7において、私たち ( 主体としての ) が私たち ( 物自体としての …

▶ マルクス・ガブリエルの『 超越論的存在論 』を批判的に考える〈1〉

【 CHAPTER1 】 マルクス・ガブリエルを擁護しようとする方々に対して 【 A 】 マルクス・ガブリエルの本格的な理論的著書『 超越論的存在論 - ドイツ観念論についての試論 』の訳者あとがきに本書の成立背景が説明されているのですが、その中で以下のよう…

〈 Randon Notes 2024 〉『 心臓血管修復パッチ "シンフォリウム" のアイデア性について 』

福井経編工業公式ホームページより ▧ 心臓血管修復パッチ "シンフォリウム" が2024年6月12日に販売が始まりましたね。かねてから、大阪医科薬科大の小児心臓血管外科医である根本慎太郎教授、福井県の繊維メーカーの福井経編興業、総合化学メーカーの帝人、…

▶ 「 小川公代の『 フランケンシュタイン 』をよむ 」及び「 中井亜佐子の『 日常の読書学 』」からは遠く離れて ……〈2〉

Chapter2 読書の快楽に政治的節度を持ち込む者に反対して …… 1 ここで、先に述べた批評の政治化現象にさらなる解釈の歪みを加えてみましょう。アカデミックな文学研究はもう古典文学などは何かのきっかけがない限りは、たいして読まれるものではない事を承…

▶ 「 小川公代の『 フランケンシュタイン 』をよむ 」及び「 中井亜佐子の『 日常の読書学 』」からは遠く離れて ……〈1〉

Chapter1 文学作品を政治的に読むことに対して 1 雑誌『 世界 』に掲載されている小川公代の "〈 小さな物語 〉の復興" という連載記事があるんです。その 2024年7月号の連載第6回 "インターセクショナリティ『 フランケンシュタイン 』を読む" なのです…