▶ BOOKS 【 哲学 】
CHAPTER1 道徳を強調する前に、まず自分の中で深く考える事 A. 相変わらずというか、このくらいの哲学的内容で世に本を出そうとするのは不思議だね。やっぱり一般市民を啓蒙する事にこそ、これからの哲学の社会的使命があると考えてるのかな。分かりやすい…
ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ( 1762 ~ 1814 ) 【 前回 ( 以下 ) 記事からの続き 】 【 CHAPTER7 】 媒介物としての物自体 ② 〈 A 〉 前回では、ヘーゲルが対象物を自己の他在物であるとして、最終的にそれは廃棄して自己に回収させるべき自己生成過程…
【 前回記事からの続き 】 CHAPTER6 媒介物としての物自体 ① 〈 A 〉 物自体という概念の存在論的地位について深入りする前に、まずはヘーゲルが『 精神現象学 』の 「 A 意識 」 と 「 B 自己意識 」 の章において物自体をどのように考えているかを振り返…
【 前回記事からの続き 】 【 CHAPTER4 】 超反省性論理化に潜む "対象物に対する我有化的措定" の弊害 【 A 】 前回の終わりで述べた、物自体と意識の関係付けについて考えて行きたいのですが、ここでの要点は、ヘーゲル及び彼に従うガブリエルによって退…
【 前回記事からの続き 】 【 CHAPTER3 】 "〈 自己言及の不可能性 〉という超反省性論理" の問題点 【 A 】 前回の記事の "Chapter2 超越論的存在論というガブリエルの方法論について" の7において、私たち ( 主体としての ) が私たち ( 物自体としての …
▶ CHAPTER 1 マルクス・ガブリエルを擁護しようとする方々に対して ▶ マルクス・ガブリエルの本格的な理論的著書『 超越論的存在論 - ドイツ観念論についての試論 』の訳者あとがきに本書の成立背景が説明されているのですが、その中で以下のような下りがあ…
人新世の「 資本論 」 ( 集英社新書 ) 著者 : 斎藤幸平 発行所 : 集英社 2020年 9月 22日 第一刷発行 CHAPTER1 賞賛でもなく、シニカルな批判でもなく …… 1. 世間で話題の斎藤幸平の『 人新世の「 資本論 」』に対する感想や批評の多く ( Amazon のレビュ…
以前の記事 ( *1 ) で、マルクス・ガブリエルについての批判的考察をしたのでもう書くつもりはなかったのですが、最近の日本の出版界における異常ともいえるマルクス・ガブリエルのブームのおかけで、書店やネットで嫌でも彼の姿が目に入ってくる。困ったも…
■ ウィトゲンシュタイン『 秘密の日記 』を読んで考える〈 2 〉からの続き 4章 バラバラになっている自分を掻き集めるウィトゲンシュタイン 1. ウィトゲンシュタインの自慰行為の記述 …… これを、たんなる性的快感を書き残したいという欲求の表れだと思って…
■ ウィトゲンシュタイン『 秘密の日記 』を読んで考える〈 1 〉からの続き 3章 哲学者の自慰 1. さて、かつては隠されていたウィトゲンシュタインの赤裸々な内面を明らかにした『 秘密の日記 』ですが、最も目を引くのは彼の性生活、自慰への言及でしょう。…
ウィトゲンシュタイン『 秘密の日記 』 第一次世界大戦と論理哲学論考 ■ 著者 : ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン ■ 翻訳 : 丸山 空大 ■ 解説 : 星川 啓慈・石神 郁馬 ■ 発行所 : 春秋社 ■ 2016年4月29日 第1刷発行 1章 哲学者の日記 1. ウィトゲン…
マルクス・ガブリエルの『 なぜ世界は存在しないのか 』・・・、この極端に単純化された哲学的説明によって覆われたこの本を読むと、僕は戸惑ってしまう ( *1 )。この本でまず確認出来るのは、世界が存在しないことでもなければ、新実在論についてでもない…
【 前回記事からの続き 】 CHAPTER6 脱男性化について a. シュレーバーの世界観の狂気を決定付けている "女性的なもの" の自分への取り込み、これについて考えるのを避ける訳にはいかないでしょう。彼が "女性的なもの" を取り込む際に持ち出す概念が "脱男…
【 前回記事からの続き 】 CHAPTER5 妻ザビーネとシュレーバー a. 4章で述べたようにテクストに書き込まれなかった "父" ではない別の何かとは 妻ザビーネ に他なりません。シュレーバーの精神分析においてもほとんど言及される事のないザビーネ ( そもそ…
【 前回記事からの続き 】 CHAPTER3 世界観を構築するシュレーバーの意志 a. 回想録における世界観の展開を読む上で見過ごすべきではないのは、シュレーバーの中で妄想が妄想として記憶されているとしても、回想録において彼は 妄想の記憶以上の事を詳細に…
『 シュレーバー回想録 ある神経症者の手記 』 邦訳 ( 平凡社ハードカバー版 1991年初版 全542ページ ) 著者 : ダニエル・パウル・シュレーバー 訳者 : 尾川 浩、金関 猛 改題 : 石澤誠一 目次 ・ 序言 ・ 枢密顧問官・医学博士フレッヒジヒ教授への公開…
アイルランド出身、フランスの劇作家・小説家のサミュエル・ベケット ( 1906~1989 )。不条理劇「 ゴドーを待ちながら 」は余りにも有名で、今でも世界各地で公演されことがありますね。その彼の小説三部作「 モロイ 」・「 マロウンは死ぬ 」・「 名づけえ…