▶ BOOKS 【 アメリカ文学 】
[ 前回 ( 上記 ) 記事からの続き ] CHAPTER 5 シーモア・グラスと女性 ③ - シーモアとシビル - の続き ▶ シーモアとシビルの海での会話、もしかしたら、そこは太陽の光で美しく照らされた青い海だったのか、それともその後の展開を予兆させるような曇り…
【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 CHAPTER 4 シーモア・グラスと女性 ② - シーモアとシビル - ▶ 前回 CHAPTER3.で言及したT.S.エリオットの「 荒地 」のエピグラフの話の続きから始めます。ペトロニウスの「 サテュリコン 」からの引用された「 荒地 …
【 前回 ( 以下 ) 記事からの続き 】 CHAPTER3 〈 大地 〉と〈 荒地 〉、そしてエリオットのプライベートへ …… ▶ 前回 CHAPTER2.で述べたようにサリンジャーにおいて、現実の女性を理想化しようとするのに役立ったのがリルケだとすれば、現実の女性に対す…
【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 CHAPTER2 空のグラスの中を見る、あるいは 見えないものを見る ▶ さて、前回のリルケの話、及びそのシーモアとの関連話、の続きをしましょう。まずは、幾つかの意味を持つ "glass" が「 バナナフィッシュにうってつけの…
「 バナナフィッシュにうってつけの日 」 アメリカ雑誌 NEW YOKER 初出 ( 1948 ) 自選短編集「ナイン・ストーリーズ Nine Stories ( 1953 ) 」所収 著 : J.D. サリンジャー 訳 : 野崎 孝 発行所 : 新潮文庫 ( 昭和63年改版 ) CHAPTER1 シーモア・グラスと女…
[ 前回 ( 上記 ) 記事からの続き ] CHAPTER3. 主体の死 ▶ 整理すると、サリンジャーの笑い男は、子供から大人になろうとする心理的前進と、子供が大人になりたくない、あるいは大人になる過程で子供時代への無意識的固着として現れる心理的退行、とが絡み…
[ 前回 ( 上記 ) 記事からの続き ] CHAPTER 2 3つの笑い男 ▶ サリンジャーの「 笑い男 」がレ二の「 笑う男 」及びユーゴーの「 笑う男 」の延長線上にある系譜的作品であると解釈出来るとしても、各物語の細部及び笑い男という主体の特質はそれぞれ異なる…
『 笑い男 The Laughing Man 』 米雑誌 The New Yorker 初出 ( 1949 ) 自選短編集「ナイン・ストーリーズ Nine Stories ( 1953 ) 」所収 著 : J.D. サリンジャー 訳 : 柴田元幸 発行所 : 株式会社 ヴィレッジブックス ( 2009 ) CHAPTER 1 "主体の小説" とは…
前回記事からの続き CH. 3 "ふたつの主体の死" の意味の違い ② 1. まずは前回記事のCH.2の 6. で述べた、テディの死に方がはっきりと描かれていない問題について触れておきましょう。テディが自分で死んだのか、それとも妹に殺されたのか、それとも、テデ…
『 テディ Teddy 』 米雑誌 The New Yorker 初出 ( 1953 ) 自選短編集「ナイン・ストーリーズ Nine Stories ( 1953 ) 」所収 著 : J.D. サリンジャー 訳 : 柴田元幸 発行所 : 株式会社 ヴィレッジブックス ( 2009 ) CH. 1 主人公の死 1. サリンジャーに余り…
作品 「 生への執着 」 柴田元幸翻訳叢書 ジャック・ロンドン『 火を熾す 』所収 原題 『 Love of life 』( 初出:1905 ) 著者 ジャック・ロンドン 訳者 柴田元幸 2008年10月2日 第1刷発行 発行所 株式会社 スイッチ・パブリッシング CHAPTER1 話はもう佳境…