▶ CINEMA 【 the 1990s 】

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▶ 映画「 書かれた顔 」( 1996:directed by ダニエル・シュミット ) について哲学的に考える 【 2 】

【 前回 ( 上記 ) 記事からの続き 】 CHAPTER4 女性から "女性的なるもの" の方へ A. ダニエル・シュミットはこの作品の後半に芸者に纏わる小ドラマ、劇中劇、とでも言うべき物語『 Twilight Geisha Story ( 黄昏芸者情話 ) 』を差し込んでいる。坂東玉三郎…

▶ 映画「 書かれた顔 」( 1996:directed by ダニエル・シュミット ) について哲学的に考える 【 1 】

監督 : ダニエル・シュミット 公開 : 1996 出演 : 坂東玉三郎 : 杉村春子 : 武原はん : 大野一雄 CHAPTER1 女形になること ① -男による模倣- A. 単なるドキュメンタリーではないこの作品において、監督ダニエル・シュミットは坂東玉三郎 ( 5代目 ) …

▶ Thinking on David Lynch's Film 『 The Straight Story ( 1999 ) 』

【 Chapter1 】 Film that doesn't Lynch-like ? No, it is not. 【 a 】 Consider David Lynch's unique film “The Straight Story ( 1999 )”, which Lynch died some time ago ( January 15, 2025 ). What makes it unique is that it is so straight - f…

▶ Thinking on Emir Kusturica's Film 『 Underground ( 1995 ) 』

【 Chapter1 】 Praise based on the great misunderstanding 【 a 】 When Underground was released, it was praised as the highly artistic work. The fact that the film won the Palme d'Or at Cannes also added to the phenomenon. In hindsight, h…

▶ ジョナサン・デミの映画『 羊たちの沈黙 』( 1991 ) について考える

監督 ジョナサン・デミ 脚本 テッド・タリ- 原作 トマス・ハリス『 羊たちの沈黙 ( 1988 ) 』 出演 ジョディ・フォスター ( as クラリス・スターリング ) アンソニー・ホプキンス ( as ハンニバル・レクター ) テッド・レヴィン ( as バッファロー・ビル ) …

〈 Think Film Core 〉 ..... on Arne Glimcher's film 『 Just Cause ( 1995 ) 』

■ The title "Just Cause," of course, it should be considered that this does not refer only to the revenge of the murderer Bobby Earl against Katie Armstrong ( Scarlett Johansson ). If one were to think of it that way, the film would be a s…

▶ 映画『 12モンキーズ 』 ( 1995 : directed by テリー・ギリアム ) と映画『 ラ・ジュテ 』( 1962 : directed by クリス・マルケル ) の差異を哲学的に考える

監督 テリー・ギリアム ( Terry Gilliam ) 公開 1995年 脚本 デヴィッド・ピープルズ ( David Peoples ) ジャネット・ピープルズ ( Janet peoples ) 出演 ブルース・ウィリス ( Bruce Willis ) ジェームズ・コール ブラッド・ピット ( Brad Pitt ) ジェフリ…

▶ アッバス・キアロスタミの映画『 そして人生はつづく 』( 1992 ) を通じてフレームの主観的効果を考える

監督 アッバス・キアロスタミ 公開 1992年 出演 ファルハッド・ケラドマン プーヤ・パイヴァ-ル ババク・アフマドプール ユセフ・バランギ 1章 映画というフレーム A. アッバス・キアロスタミの映画を牧歌的に考える人は多いと思いますから、ここでは別の…

▶ アトム・エゴヤンの映画『 スウィートヒアアフター 』( 1997 )を哲学的に考える

監督 アトム・エゴヤン 公開 1997年 出演 イアン・ホルム ( ミッチェル・スティーヴンス / 弁護士 ) カーサン・バンクス ( ゾーイ / ミッチェルの娘 ) サラ・ポーリー ( ニコール / 車椅子の少女 ) トム・マッカムス ( サム / ニコールの父 ) ガブリエル・ロ…

▶ スタンリー・キューブリックの映画『 アイズ ワイド シャット 』( 1999 )を哲学的に考える〈 3 〉

上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 7章 キューブリックにおける〈 夢 〉の意味 A. キューブリックが描き出した夫婦関係の非対称性とは、男が女に精神的に服従するというものでした。それによって男は〈 夫 〉という主体になり、女は〈 妻 〉という主体にな…

▶ スタンリー・キューブリックの映画『 アイズ ワイド シャット 』( 1999 )を哲学的に考える〈 2 〉

上記 ( 前回 ) の記事からの続き。 5章 〈 夢 〉という現実 A. キューブリックが面白いのは、夢や幻想を現実であるかのように仕立て上げる所です ( 例えば『 博士の異常な愛情 ( 1964 ) 』のラストなど )。正確に言うならば、夢がそのまま現実へと滑らかに…

▶ スタンリー・キューブリックの映画『 アイズ ワイド シャット 』( 1999 )を哲学的に考える〈 1 〉

監督 スタンリー・キューブリック 公開 1999年 原作 アルトゥール・シュニッツラー『 夢小説 ( 1926 ) 』 出演 トム・クルーズ ( ビル ) ニコール・キッドマン ( アリス ) シドニー・ポラック ( ビクター・ジーグラー ) 1章 無意識の欲望に踏み込むことの危…

▶ デヴィッド・クローネンバーグの映画『 クラッシュ 』( 1996 )を哲学的に考える

監督 デヴィッド・クローネンバーグ 公開 1996年 原作 J・G・バラード ( 1973 ) 出演 ジェームズ・スペイダー ( as ジェームズ・バラード ) デボラ・カーラ・アンガー ( as キャサリン・バラード ) ホリー・ハンター ( as ・レミントン ) エリアス・コティー…

▶ アッバス・キアロスタミの映画『 風が吹くまま 』( 1999 )を哲学的に考える

監督 : アッバス・キアロスタミ 公開 : 1999年 出演 : べーザード・トーラニー : ファザード・ソラビ 1章 『 桜桃の味 』から『 風が吹くまま 』へ 『 風が吹くまま ( 1999 ) 』は『 桜桃の味 ( 1997 ) 』の続編だと考えられるだけでなく、さらに深化さ…

▶ マーティン・スコセッシの映画『 ケープ・フィアー 』( 1991 )を哲学的に考える

監督 マーティン・スコセッシ 公開 1991年 脚本 ウェズリー・ストリック 出演 ロバート・デ・ニーロ ( マックス・ケイディ ) ニック・ノルティ ( サム・ボーデン ) ジェシカ・ラング ( リー・ボーデン / サムの妻 ) ジュリエット・ルイス ( ダニエル・ボーデ…

▶ ピーター・グリーナウェイの映画『 ベイビー・オブ・マコン 』( 1993 )を哲学的に考える

監督 ピーター・グリーナウェイ 公開 1993年 脚本 ピーター・グリーナウェイ 出演 ジュリア・オーモンド ( 娘 ) レイフ・ファインズ ( 司教の息子 ) フィリップ・ストーン ( 司教 ) ジョナサン・レイジー ( コジモ・デ・メディチ ) 1章 演劇の中の現実的な…

▶ ジョセフ・ルーベンの映画『 危険な遊び 』( 1993 )を哲学的に考える

監督 ジョセフ・ルーベン 公開 1993年 出演 マコーレー・カルキン ( ヘンリー・エヴァンス ) イライジャ・ウッド ( マーク・エヴァンス ) ウェンディ・クルーソン ( スーザン・エヴァンス / ヘンリーの母 ) ダニエル・ヒュー・ケリー ( ウォレス・エヴァンス…

▶ アッバス・キアロスタミの映画『 桜桃の味 』( 1997 )を哲学的に考える

監督 アッバス・キアロスタミ 公開 1997年 出演 ホルマン・エルバディ ( バディ 役 ) アブドルホセイン・バゲリ ( バゲリ 役 ) 1章 桜桃を味わうこと この映画の主人公バディは、車に乗って自殺を手伝ってくれる人を探しに出かけます ( 自殺の理由は示され…

ランド・ラビッチの映画『 ノイズ 』( 1999 ) を哲学的に考える

公開 : 1999年 監督 : ランド・ラビッチ 出演 : ジョニー・デップ ( スペンサー・アーマコスト ) : シャーリーズ・セロン ( ジリアン・アーマコスト ) この記事は『 ノイズ 』の哲学的解釈と洞察に重点を置き、"考える事を味わう" という僕の個人的…

▶ ブライアン・シンガーの映画『 ユージュアル・サスペクツ 』( 1995 ) を哲学的に考える

監督 : ブライアン・シンガー 公開 : 1995 年 脚本 : クリストファー・マッカーリー 出演 : ガブリエル・バーン ( ディーン・キートン ) :ケヴィン・スペイシー ( ヴァーバル・キント ) : ベニチオ・デル・トロ ( フレッド・フェンスター ) : …

▶ 映画『 ゴールデン・ボーイ 』( 1998 : directed by ブライアン・シンガー ) を哲学的に考える

映画 『 ゴールデンボーイ ( Apt Pupil ) 』 公開 1998 年 監督 ブライアン・シンガー ( Bryan Singer : 1965~ ) 原作 スティーヴン・キング ( Stephen King : 1947~ ) 出演 ブラッド・レンフロ ( Brad Renfro : 1982~2008 ) トッド・ボーデン イアン・マッ…

ギレルモ・デル・トロの映画『 クロノス 』を哲学的に考える

公開 : 1998年 監督 : ギレルモ・デル・トロ 出演 : フェデリコ・ルッピ ( ヘスス・グリス ) : タマラ・サナス ( アウロラ ) : ロン・パールマン ( アンヘル ) : クラウディオ・ブルック( クラウディオ ) : マルガリータ・イザベル( メルセデ…

サム・ライミの映画『 ダークマン 』を哲学的に考える

監督 : サム・ライミ 公開 : 1990年 出演 : リーアム・ニーソン : フランシス・マクドーマンド : コリン・フリールズ : ラリー・ドレイク 1. B級映画監督サム・ライミによるダークヒーロー a. かつては『 死霊のはらわた 』などのホラー映画でB級映画…