〈 It / Es 〉thinks, in the abyss without human.

Transitional formulating of Thought into Thing in unconscious wholeness. Circuitization of〈 Thought thing 〉.

〈 Think Film Core 〉 ..... on Roman Polanski's film 『 Cul-de-sac ( 1966 ) 』

■ In this film, Roman Polanski describes confusing human situation in which people with humanistic problems gather at an old castle owned by the protagonist, George, and their humanistic problems remain unresolved. In other words, the cul-…

▶ 今月聴いた音楽 / AssJack    〔 2023年6月 〕

収録曲 1 tennessee driver ( 2:48 ) 2 wasting away ( 2:17 ) 3 choking gesture ( 3:39 ) 4 gravel pit ( 4:09 ) 5 cut throat ( 1:49 ) 6 smoke the fire ( 2:50 ) 7 cocaine the white devil ( 4:50 ) 8 redneck ride ( 2:12 ) 9 no regrets ( 2:57 ) 10…

▶ 映画『 肉体と幻想・第三話 』( 1943 : directed by ジュリアン・デュヴィヴィエ ) を哲学的に考える

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ 映画『 肉体と幻想・第二話 』( 1943 : directed by ジュリアン・デュヴィヴィエ ) を哲学的に考える

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ 映画『 肉体と幻想・第 1 話 』( directed by ジュリアン・デュヴィヴィエ : 1943 ) を哲学的に考える

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ 今月聴いた音楽 / ヴェノモス・コンセプト  【 2023年5月 】

収録曲 1. The Good Ship Lollipop 2. TimeLine 3. Slack Jaw 4. Pig 5. Clinical 6. Fractured 7. Voices 8. So Sick 9. Flowers Bloom 10. Humble Crow 11. Can’t Lose 12. Everthing Endlessness 13. Life’s Winter シェーン・エンバリ― / Shane Embury (…

▶ 今月聴いた音楽 / メタリカ【 2023年4月 】

『 72 Seasons 』( 2023 ) by メタリカ [ Heavy Metal ] ジェイムズ・ヘットフィールド ( James Hetfield ) ヴォーカル / リズムギター ラーズ・ウルリッヒ ( Lars Ulrich ) ドラムス カーク・ハメット ( Kirk Hammett ) リードギター ロバート・トゥルヒ…

▶ 映画『 秘密指令 』( directed by アンソニー・マン:1949 ) を哲学的に考える〈2〉

■ それにしても、ロベスピエールによる処刑人予定リストが記された黒い手帖を話の "中心" にするというアイデアはどこから湧いたのでしょう ( *A )? それを考えるのは決して些細な事ではありません。黒い手帖というひとつの事物の観念的強調が、ロベスピエ…

▶ 映画『 秘密指令 』( directed by アンソニー・マン:1949 ) を哲学的に考える〈1〉

初めに。この記事は映画についての教養を手短に高めるものではありません。そのような短絡性はこの記事には皆無です。ここでの目的は、作品という対象を通じて、自分の思考を、より深く、より抽象的に、する事 です。一般的教養を手に入れることは、ある意味…

▶ パゾリーニの映画論『 ポエジーとしての映画 』について哲学的に考える〈 3 〉

A. パゾリーニが、メッツのようにパロールの映画ではなく、詩の映画について述べる時、そこで言われているのは、"話された言葉" の理解を巡っての散文性と詩の二極の解釈の違いというような言語学的定義に関するもの ( それはメッツの方の拘りでしかない ) …

▶ パゾリーニの映画論『 ポエジーとしての映画 』について哲学的に考える〈 2 〉

A. パゾリーニとメッツの 記号を巡る解釈の最大の相違点は、"映画的語り" をどう考えるかという点において現れる。メッツはここで映像が "書き言葉・書かれた文" と一見対応するかのような凡庸な言語学的映画解釈を避ける事は出来ている。むしろ映像は "話し…

▶ パゾリーニの映画論『 ポエジーとしての映画 』について哲学的に考える〈 1 〉

A. ピエル・パオロ・パゾリーニが1965年に映画論『 ポエジーとしての映画 ( Il cinema di poesia ) 』を発表した時、クリスチャン・メッツを初めとするアカデミックな言語学者兼映画理論家たちから、その言語学解釈の非厳密性を批判されるという事がありまし…

▶ 今月聴いた音楽 / Spiritual Beggars【 2023年3月 ② 】

『 Mantra III ( 1998 ) 』 by Spiritual Beggars [ Stoner Rock ] マイケル・アモット ( Michael Amott ) ギター クリスティアン・"スパイス"・ショーストランド ( Christian "Spice" Sjöstrand ) ヴォーカル / ベース ラドウィグ・ヴィット ( Ludwig Wit…

▶ 今月聴いた音楽 / CARCASS, BLACK STAR, Firebird【 2023年3月 ① 】

『 SWANSONG ( 1996 ) 』 by CARCASS [ Death & Roll ] ジェフ・ウォーカー ( Jeff Walker ) ヴォーカル / ベース ケン・オーウェン ( ken Owen ) ドラム ビル・スティア ( Bill Steer ) ギター カルロ・レガダス ( Carlo Regadas ) ギター ジェフ・ウォ…

▶ 映画『 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 』( 2019 : directed by クエンティン・タランティーノ ) を哲学的に考える

映画 『 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ( Once Upon a Time in Hollywood ) 』 監督 クエンティン・タランティーノ ( Quentin Tarantino : 1963~ ) 出演 レオナルド・ディカプリオ ( Leonardo DiCaprio : 1974~ ) リック・ダルトン ブラッド…

▶ ジョン・ウィリアム・ポリドリの小説『 吸血鬼ラスヴァン 』( 1819 ) について哲学的に考える〈2〉

上記の記事からの続き。 A. ポリドリは、ラスヴァン ( バイロン ) をそこに結びつけるに当たって、まず吸血鬼という 記号表現 / シニフィアン が固有名詞以上の普遍性 ( 時代や国を越えて広がる ) を持っている事を理解している。 吸血鬼という生き物である…

▶ ジョン・ウィリアム・ポリドリの小説『 吸血鬼ラスヴァン 』( 1819 ) について哲学的に考える〈1〉

「 吸血鬼ラスヴァン 」 『 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作選 』所収 著者 ジョン・ウィリアム・ポリドリ / John William Poridori ( 1795~1821 ) 訳者 平戸懐古 発行者 東京創元社 ( 2022 ) A. 今日、吸血鬼小説といえば ブラム・ストーカー ( 18…

▶ メアリー・シェリーの小説『 フランケンシュタイン 』について哲学的に考える。ファミリー・ロマンスの此岸に現れる知性〈 2 〉。

A. メアリーは両親の著作に観念的に依拠していた。 この場合の 観念的 とは、たんに両親からの知的教育を受けた結果としての知的尊敬というだけの意味ではありません。 それはもっと人生における根源的なもの、すなわち、精神分析的意味での家族関係を支える…

▶ メアリー・シェリーの小説『 フランケンシュタイン 』について哲学的に考える。ファミリー・ロマンスの此岸に現れる知性〈 1 〉。

『 フランケンシュタイン 』 光文社古典新訳文庫 原題 『 FRANKENSTEIN ; OR, THE MODERN PROMETHEUS 』( 1831 ) 著者 メアリー・シェリー 訳者 小林章夫 2010年10月20日 初版第一刷発行 発行所 株式会社 光文社 A. 近年では、フランケンシュタインが怪物の…

▶ ジャコブ・ロゴザンスキーの『 我と肉 自我分析への序論 』について考える

著書 『 我と肉 自我分析への序論 』 著者 ジャコブ・ロゴザンスキー 訳者 松葉祥一 / 村岡鋼 / 本間義啓 発行所 月曜社 ( 2017 ) ■ フランスの哲学者、ジャコブ・ロゴザンスキーによる自我の論理を緻密に分析した『 我と肉 』という著作の全てをここで論じ…

▶ 安藤礼二の批評『 アントナン・アルトー論 』を批判的に考える〈 2 〉

上記の記事からの続き。 3章 深層の肉体へ 注意すべきは、アルトーが〈 肉体 〉に照準を定める事となった〈 思考 〉の錯綜過程・先鋭化過程です。たんに社会的反抗・革命を訴えるだけなら、過去の革命家の幾人かと同様、自らの言説・言葉使い・叙述それら自…

▶ 安藤礼二の批評『 アントナン・アルトー論 』を批判的に考える〈 1 〉

1章 ドゥルーズとガタリの「 器官なき身体 」に対する無批判的肯定への疑問 文學界2022年12月号掲載の安藤礼二による連載『 燃え上がる図書館 ー アーカイヴ論 』第五回「 ヘリオガバルスのアガルタ 」を読んでいて気になる点があったので書き残しておきま…

▶ 映画『 草原の実験 』( 2014 : directed by アレクサンドル・コット ) を哲学的に考える

映画 『 草原の実験 』 ( 露 : Испытание / 英 : Test ) 監督 アレクサンドル・コット ( 露 : Александр Котт / 英 : Alexander Kott、born : 1973~ ) 公開 2014年 出演 エレナ・アン ( Elena An : 1998~ ) ディナ / トルガットの娘 カリム・パカチャコフ ( …

▶ ジャック・ロンドンの小説『 生への執着 』について哲学的に考える

作品 「 生への執着 」 柴田元幸翻訳叢書 ジャック・ロンドン『 火を熾す 』所収 原題 『 Love of life 』( 初出:1905 ) 著者 ジャック・ロンドン 訳者 柴田元幸 2008年10月2日 第1刷発行 発行所 株式会社 スイッチ・パブリッシング A. 邦訳にしてわずか30…

▶ 『 野生の叫び 』( 1972 : directed by ケン・アナキン ) を『 さらば、愛の言葉よ 』( 2014 : directed by ゴダール ) と共に哲学的に考える〈 2 〉

A. ケン・アナキンはこの作品の創造において、ジャック・ロンドンの方法論を無意識的に踏襲している。 動物の視線の先にある世界、彼らには見えているが人間には見えない世界、を 人間が動物を見る視線 と 動物が人間を見る視線 と交錯させる事によって浮か…

▶ 『 野生の叫び 』( 1972 : directed by ケン・アナキン ) を『 さらば、愛の言葉よ 』( 2014 : directed by ゴダール ) と共に哲学的に考える〈 1 〉

映画 『 野生の叫び ( The Call of the Wild ) 』 監督 ケン・アナキン ( Ken Annakin : 1914~2009 ) 公開 1972年 原作 『 野生の呼び声 ( The Call of the Wild ) 』( 1903 ) by ジャック・ロンドン ( Jack London : 1876~1913 ) 出演 チャールトン・ヘスト…

▶ 映画『 CHLOE 』( 2009 : directed by アトム・エゴヤン ) を哲学的に考える

映画 『 CHLOE 』 監督 アトム・エゴヤン ( Atom Egoyan : 1960~ ) 公開 2009年 出演 アマンダ・サイフレッド ( Amanda Seyfried : 1985~ ) クロエ ジュリアン・ムーア ( Julianne Moore : 1960~ ) キャサリン・スチュアート リーアム・ニーソン ( Liam Nees…

▶ ゴダールの死から考える。

2022年9月22日、ジャン=リュック・ゴダール死去。その訃報に際して、彼の安楽死という選択に注目が集まったりしましたが、そのような死に方については別に考えるとして、ここでは彼の映画について、より抽象的に述べておきます。彼の死という〈 現実 〉へ…

▶ マルコ・ベロッキオの映画『 中国は近い 』( 1967 ) を哲学的に考える〈2〉

第4章 打算的意図による肉体関係、あるいは性的欲望による肉体関係 ▨ ヴィットーリオの "会計士" として雇われる事に成功したカルロは、 ヴィットーリオの姉 エレナと肉体関係を結ぶ ( 17~18 )。 これは、 裕福なエレナと関係を築いて経済的な恩恵に与ろう…

▶ マルコ・ベロッキオの映画『 中国は近い 』( 1967 ) を哲学的に考える〈1〉

監督 マルコ・ベロッキオ 公開 1967年 出演 グラウコ・マウリ ( ヴィットーリオ 役 ) ピエルルイージ・アプラ ( カミ―ロ 役 ) パオロ・グラツィオーシ ( カルロ 役 ) エルダ・タットーリ ( エレーナ 役 ) ダニエラ・スリーナ ( ジョヴァンナ 役 ) 第1章 政…