哲学的抽象機械

Philosophical Abstract Machine

・ 思想【 ジャック・デリダ 】

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(4)

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(3)からの続き。 a. このテーゼの内容を掘り下げる必要があるでしょう。手紙が彷徨うとはどういう事であるのか? 受取られても逃げ去るのはなぜなのか? それは手紙の行程そのものに関わる問題でも…

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(3)

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(2)からの続き。 a. 宛先における〈 死 〉・・・それは宛名人の〈 死 〉なのです。差出人が宛名を書く時、それは自分の言う事を聞いてもらう、あるいは受取ってもらう、受け入れてもらう為なのです…

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(2)

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(1)からの続き。 a. 先に述べましたが、手紙の受取りが上手くいかない場合がありえるように象徴空間が十分に構造化されていないのであれば、事態はどうなるのでしょう。言語を媒介にした対人関係と…

手紙は宛先に届くのか? ラカンとデリダの対立から考える(1)

a. エドガー・アラン・ポーの小説『 盗まれた手紙 』の読解から引き出した〈 手紙は宛先に必ず届く 〉という精神分析家ラカンのテーゼとそれに対する〈 手紙は宛先に届かないこともありうる 〉という哲学者デリダのアンチテーゼは、かつて興味深い対立のひと…

映画『 キラー・インサイド・ミー 』( 2010 )を哲学的に考える

公開 : 2010 年 監督 : マイケル・ウインターボトム 原作 : ジム・トンプソン 出演 : ケーシー・アフレック ( ルー・フォード ) : ケイト・ハドソン ( エイミー・スタントン ) : ジェシカ・アルバ ( ジョイス・レイクランド ) : ジェイ・R・ファーガ…